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なりたい大人「周りにいない」日本
2008-07-03-Thu  CATEGORY: 社会
 今の日本、ニュースを見れば腹の立つことばかり。ニュースキャスターも何かというと怒っている。
ということは、やはりこうありたいという夢や理想が一応あってということだろうか

1 国会議員の所得


--毎日新聞 2008年6月30日 東京夕刊 -----------------------

 国会議員所得:主要6党首の1位は福田首相、2720万円−−07年

 30日公開された07年の国会議員所得報告書によると、主要6政党党首のトップは福田康夫首相(自民党総裁)で、前年比376万円増の2720万円だった。一方、民主党の小沢一郎代表は同2719万円減の2059万円と大きく落ち込み、順位も前年の2位から5位に後退した。・・・以下省略

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 というニュースはあった。昨年も安倍元首相のとき政府の不祥事の責任をとり首相も給与の一部を返上するというニュースがあったが、日本国の首相という要職にあっても所得はこの額だという。責任の割りにお安いように思える。

--- 6月30日11時1分配信 時事通信 --------------------------

麻生氏ダントツ、追う小池氏=「ポスト福田」比較−07年所得

 2007年の国会議員所得報告書によると、自民党内で「ポスト福田」候補として名前が挙がる議員の中では、麻生太郎前幹事長が前年比19.4%増の 4441万円、小池百合子元防衛相が同33.6%増の3783万円で、いずれも2ケタの増加となった。麻生、小池両氏ともに著書の印税収入が大きく貢献した。・・・以下省略

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党首や首相は多忙なのでしょう、上記のニュースをみると著書をだし印税や公演活動に時間を費やすことができると収入もよいようです。私も麻生氏の本は一冊買いましたしね。(昨年は安倍さんの文庫本でしたが)

これらは国会議員個人の収入ですが、国は国会議員1名にどれだけの経費を支払っているかというと、2007年度でいうと1人当たり07年度予算で3億1078万円の経費がかかっているそうだ(民主党議員の質問に答えるかたちで2007年度11月9日に政府が答弁)
 そう考えると、今回のねじれ国会の成果はこれだけの経費に見合うものだっただろうか考え込んでしまう。

政局は洞爺湖サミットのあとの内閣改造だの、税制改正だ、衆議院の解散総選挙だといっているが、選挙も無償で実施できるわけでない。そのへんの感覚に疎くなるのは、有権者が投票で直接お金を支払うような場面がないせいかもしれない。せっかくの休日に時間を使うことでもあるし、経費に見合う活動をしてくれる議員を選ばないとそれこそ税金の無駄遣いになる。

2 なりたい大人「周りにいない」

 では、子供たちは将来どんな夢を抱いているだろうか?

--- 6月29日16時30分配信 時事通信 ---------------------------

なりたい大人「周りにいない」=中高生の5割が回答−青少年機構

 なりたい大人が周囲にいないと考えている中高生は約5割に上ることが、独立行政法人国立青少年教育振興機構が公表した2006年度調査で分かった。また、高校2年生の7割は将来仕事に就く条件に「正社員」を挙げ、安定的な雇用への意識の高さがうかがえる。
 調査は昨年1、2月に実施。小学校の4年生以上と中学、高校それぞれの2年生合わせて約1万8500人から回答を得た。
 この中で、なりたい職業が「ある」と答えた子供は、小5が82%、中2、高2はともに69%。一方、周りに「あの人のようになりたい」と思う大人がいるかとの質問に「いない」と答えた割合は、小5で33%だったが、中2で49%、高2で51%に達した。

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中学ともなると大人の影響をもろうけるのか、とても現実的、そしてとても残念な結果だ。小学生のうちは身近なものの影響か、この手の調査では必ず、プロ野球選手やサッカー選手、保母さん、学校の先生、歌手・女優がかならず上位になるが、中学ともなると、その夢を抱き続けることの難しさが見えてくるのだろう。特に条件に「正社員」と答えるあたりがあまりにもこじんまりしている。ようは安定した勤め先がよいということなのだろう、間違っても自分で事業を起こそうなどいう子は稀なのだろう。

 最近も衝動的な殺人や、すぐ切れる大人、救急車をタクシー代わりに呼ぶ大人、先生を困らせるモンスターピアレントなど、とても子供のお手本になれそうもない大人&老人が急増中だ。「最近の若いやつは」の言葉はそのまま「最近の年寄りは」と返ってきそうなきがする

3 過去への羨望と漂流する価値観

 経済成長の低迷、国際的な学力調査での順位の低下、安全保障政策でアメリカに振り回される状況をみて、多くの国民が日本の将来に不安を感じ、誇りを失っているように感じる。
 そんななか、台湾の人たちが戦前の日本のあり方を回顧するかたちで日本をほめる著作がいくつか出版され、ブログで人気を博している。つまり、かつての日本はとても立派だった。だめになったのは戦後、権利ばかりを振り回す、左よりの人たちによる、よき日本の伝統が壊されたからだと信じているひとたちを多く見受ける。彼らはアメリカや、北朝鮮、中国に対しても毅然とした態度ととるべしと主張する。そして、わが道を突き進む安倍前首相のようなタイプの政治家を強く支持している。
 気持ちはわかるが、私にはとてもその思考に違和感を感じる。なんの根拠があって、日本が他国に対してそんな振る舞いを行う権利があるのだろうか?日本が経済大国だからか? そう、そもそも大国とはなんだろうか?

 という具合で、自らの中に筋の通った価値観をもたないと、つい有名人の言に流されたり、お金があることが偉いのだと考え、対価を払えばお客さまであって、わがままが通るとと思いがちだ。そんな大人を見て子供が夢を抱くはずもない。

 政治家を見ても、贅沢をしてばかりで、社会保障はけずるし、税金が必要と負担ばかりを主張する、悪い大人と写ってもしかたない。
そう、TVで曲がりなりにもがんばる大人の姿はスポーツ時間しか見かけない(もちろん、誤る話の場合は前半の時間にするのだが)
 無理する大人でなく、夢を目指しがんばる大人が増えないことには、この国によい未来は開けないかもしれない

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