このところ政党研究とくに自民党と民主党についての研究をまとめた本が多数出版されている。これまで自民党に関する本が多く民主党についてはあまり見かけなかったように思う。しかし今年は民主党についてべた褒めや批判でなく、組織の歩みと欠点も含めた内容の本が出ているのが特徴のように思う。これらの本などを情報を元に民主党について研究を進めたいと思う。
1 党の歴史と国会議員の数
まずはともあれ基本的なこと確認しよう。歴史と現在の国会議員の数であるが、これが確認するのに苦労する。
今国会に議席を持つ政党の結党年と国会議員数はWikipediaの日本の政党一覧に詳しい内容がある
この情報を見ると日本の政党でもっとも歴史あるのが日本共産党で1922年(86年)で、自由民主党は1955年(53年)、公明党が1964年(44年、ただし1994年に一度解党、1998年に復活)で、あとは2005年以降に誕生した小党で、1993年の細川内閣成立前後に誕生した政党でいまも存続するのが民主党1996年(22年)である。国会議員の数で言えば自民党の338名に次ぐ223名で3桁になるのはこの2党しかない。
かつて自民党とならぶ勢力だった日本社会党は昭和30年前後がピークで200名を超える議員を擁したが、その歴史を引き継ぐ現在の社民党はわずか11名と共産党にすら負けるような状態だ
その意味でいろいろ批判されつつも存続し拡大している民主党は一定の存在感をもちつつあるといえる
自民党が1955年の結党以来、分派する人たちがでても衆議院で1993年の223名を最低に一貫して300弱の人数を維持しているのに対し、民主党は参議院で徐々に人数を増やす過程、つまりまだ発展途上で、肝心の衆議院で自民党の牙城を崩せずにいるという状況である
2 政治資金
資金面ではどうだろうか。NHKが2008年にニュースで政治資金収支報告について報じた内容によると
政治資金 1278億円(+10億) ・・・前年比で10億円増
共産党 264億8000万円
自民党 252億9000万円(65.6%) 括弧内は政党助成金の割合
公明党 151億円(18.6%)
民主党 131億5000万円(84.2%)
社民党 18億9000万円(51.2%)
国民新党 11億5000万円(28.7%)
新党日本 1億9000万円(96.5%)
となる。日本共産党は機関紙などの売り上げで資金をまかなっていて政府の政党助成金は受け取っていない。
比較すると民主党がいかに政府の資金に頼って運営されているかが分かる。そして政治資金を国会議員の人数で割ると自民党が7400万円、民主党が5800万円で少ない予算で運営していることが分かる。公明党は潤沢で2億9000万、共産党に至っては16億にもなる(共産党はいったいこのお金を何に使っているのだろうか)
資金面で苦しいためか、自民党も共産党も本部は自身の所有するビルだが民主党は持ちビルでなく借り住まいの身である。
3 民主党の歴史
民主党の歴史は伊藤惇夫氏によれば次の3つの時代に分かれるという
第1期 1996年9月〜 旧民主党 旧社会党+旧さきがけ による結党
第2期 1998年4月〜 新民主党 民政党+新党友愛他の合流
第3期 2003年9月〜 現民主党 自由党の合流
つまり、民主党という一枚の看板であるが実態は同じでなく、内部も単純明快とは行かないというのがここからも読み取れる
出発は鳩山兄弟+菅直人であり、大きな転換点は自由党の小沢氏の合流後だろう。このあたりから自民党も民主党に対する警戒感をあらわにし始め、「民主党研究」なる本が自民党政務調査会事務副部長 田村氏により出版されている。
今回は概略だけにとどめ次回からより詳しい内容に踏み込んでいきたい。
参考情報
[1] Wikipedia 日本の政党一覧
[2] 民主党 野望と野合のメカニズム 伊藤惇夫著 新潮社 ISBN978-4-10-6102290-5
[3] 民主党研究 田村重信著 成甲書房 ISBN4-88086-182-0

1 党の歴史と国会議員の数
まずはともあれ基本的なこと確認しよう。歴史と現在の国会議員の数であるが、これが確認するのに苦労する。
今国会に議席を持つ政党の結党年と国会議員数はWikipediaの日本の政党一覧に詳しい内容がある
この情報を見ると日本の政党でもっとも歴史あるのが日本共産党で1922年(86年)で、自由民主党は1955年(53年)、公明党が1964年(44年、ただし1994年に一度解党、1998年に復活)で、あとは2005年以降に誕生した小党で、1993年の細川内閣成立前後に誕生した政党でいまも存続するのが民主党1996年(22年)である。国会議員の数で言えば自民党の338名に次ぐ223名で3桁になるのはこの2党しかない。
かつて自民党とならぶ勢力だった日本社会党は昭和30年前後がピークで200名を超える議員を擁したが、その歴史を引き継ぐ現在の社民党はわずか11名と共産党にすら負けるような状態だ
その意味でいろいろ批判されつつも存続し拡大している民主党は一定の存在感をもちつつあるといえる
自民党が1955年の結党以来、分派する人たちがでても衆議院で1993年の223名を最低に一貫して300弱の人数を維持しているのに対し、民主党は参議院で徐々に人数を増やす過程、つまりまだ発展途上で、肝心の衆議院で自民党の牙城を崩せずにいるという状況である
2 政治資金
資金面ではどうだろうか。NHKが2008年にニュースで政治資金収支報告について報じた内容によると
政治資金 1278億円(+10億) ・・・前年比で10億円増
共産党 264億8000万円
自民党 252億9000万円(65.6%) 括弧内は政党助成金の割合
公明党 151億円(18.6%)
民主党 131億5000万円(84.2%)
社民党 18億9000万円(51.2%)
国民新党 11億5000万円(28.7%)
新党日本 1億9000万円(96.5%)
となる。日本共産党は機関紙などの売り上げで資金をまかなっていて政府の政党助成金は受け取っていない。
比較すると民主党がいかに政府の資金に頼って運営されているかが分かる。そして政治資金を国会議員の人数で割ると自民党が7400万円、民主党が5800万円で少ない予算で運営していることが分かる。公明党は潤沢で2億9000万、共産党に至っては16億にもなる(共産党はいったいこのお金を何に使っているのだろうか)
資金面で苦しいためか、自民党も共産党も本部は自身の所有するビルだが民主党は持ちビルでなく借り住まいの身である。
3 民主党の歴史
民主党の歴史は伊藤惇夫氏によれば次の3つの時代に分かれるという
第1期 1996年9月〜 旧民主党 旧社会党+旧さきがけ による結党
第2期 1998年4月〜 新民主党 民政党+新党友愛他の合流
第3期 2003年9月〜 現民主党 自由党の合流
つまり、民主党という一枚の看板であるが実態は同じでなく、内部も単純明快とは行かないというのがここからも読み取れる
出発は鳩山兄弟+菅直人であり、大きな転換点は自由党の小沢氏の合流後だろう。このあたりから自民党も民主党に対する警戒感をあらわにし始め、「民主党研究」なる本が自民党政務調査会事務副部長 田村氏により出版されている。
今回は概略だけにとどめ次回からより詳しい内容に踏み込んでいきたい。
参考情報
[1] Wikipedia 日本の政党一覧
[2] 民主党 野望と野合のメカニズム 伊藤惇夫著 新潮社 ISBN978-4-10-6102290-5
[3] 民主党研究 田村重信著 成甲書房 ISBN4-88086-182-0
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